お墓の基礎知識

石の種類

お墓には、どのような石が使われているのか
ご紹介します。

どんな石が墓石になるの?

3種に大別できる岩石

  • 火成岩
  • 堆積岩
  • 変成岩

この3種のうち、墓石材にはおもに火成岩が使用されます。

火成岩は更に3種に分類されます

  • ① 火山岩
  • ② 深成岩
  • ③ 半深成岩
  • 火山岩
    溶岩が急速に冷え固まって出来た岩石で、おもに玄武岩や安山岩があります。
    石材で使用されるものでは、本小松石・根府川石・伊達冠石[通称:泥冠(どろかぶり)]といった安山岩が有名です。
    安山岩は輝石安山岩と角閃石安山岩に大別されますが、上記はいずれも輝石安山岩に分類されます。

  • 深成岩
    溶岩がゆっくりと時間をかけて冷え固まって出来た岩石で、おもな深成岩は花崗岩や閃緑岩、また斑レイ岩があります。
    ちなみにこの深成岩の系統が「御影石」と呼ばれています。
    「御影石」は兵庫県神戸市にある御影町の地名に由来し、六甲山地に花崗岩が産出された事で代表的な産地であった事からそう呼ばれています。深成岩においては、とりわけ花崗岩が墓石材として広く使用されています

  • 半深成岩
    溶岩が中間くらいのスピードで冷え固まって出来た岩石。

日本産

庵治石

原 産:日本(香川県)
吸水率:0.177%

国産最高級といわれる庵治石は青みを帯びた石目に花のような斑(ふ)と呼ばれる模様が特徴で、石材最高峰のもっとも高額な石種です。

本小松石

原 産:日本( 神奈川県)
吸水率:1.073%

本小松石は石材の中でも最も古い歴史を持っています。本磨きの加工をすると独特の模様と緑色の石面は多くの人に愛好されています。

大島石

原 産:日本( 愛媛県)
吸水率:0.111%

青みを帯びた均一な石目が美しい国産の高級石材で、西日本では人気の高い石種です。

深山吹雪石

原 産:日本( 福島県)
吸水率:0.177%

奥深い山で採掘されていることから名付けられたみちのくの銘石は、初冬の野に雪が舞う様な模様があり、人気の石種です。

真壁小目石

原 産:日本( 茨城県)
吸水率:0.233%

硬質で透明感のある大きな石目。また色調が美しく古くから使用されています。

インド産

ニューインペリアルレッド

原 産:インド( カルナカタ州)
吸水率:0.08%

世界で最も赤色の石種です。硬い石質は墓石の他、建材・モニュメントなどさまざまな分野で使用されています。

アーバングレー

原 産:インド( カルナカタ州)
吸水率:0.056%

深みのある蒼い色彩が美しくまた硬質で、その低呼水性から近年人気のある石です。

Y-1

原 産:インド( アンドラプラディッシュ州)
吸水率:0.016%

インドを代表する黒系の高級御影石で黒目の中に淡いグリーンがありとても上品です。硬質で艶も良く人気の石で、黒ではなく黒っぽい石を希望の方には最適です。

M-1H

原 産:インド( アンドラプラディッシュ州)
吸水率:0.186%

インドのグリーン系墓石の中では代表的な石。緑色細目が鮮やかな石で、見た目の美しさはとても鮮やかで映えます。

中国産

G1704

原 産:中国( 黒龍江省)
吸水率:0.073%

中国産白系統の高級石材です。硬度な石質で艶も良く、近年人気の石種です。

G623

原 産:中国( 福建省)
吸水率:0.186%

現在墓石材として使用されている最もポピュラーな石です。白系統の石材ですが大きめな淡い桜色の結晶のピンク色が特徴です。

G663

原 産:中国( 福建省)
吸水率:0.195%

ピンク系統の石材ですが、そのやわらかな優しい色合いが好まれ洋型用の墓石の増加で広く人気があります。

その他

インパラブルー

原 産:南アフリカ
吸水率:0.034%

黒色の中にあるブルーの結晶が特徴で、角度を変えて見える結晶は幻想的で、近年人気の石種です。

ブラックファイングレイン

原 産:スウェーデン
吸水率:0.006%

その名の通り仕上げられた申し分のない石目は最高級。黒御影石で吸水性・硬度とも世界一です。

フィンランドグリーン

原 産:フィンランド
吸水率:0.012%

薄いグリーンが優しく上品で、硬質で艶の良くでる石種です。

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